岩手競馬、新たに2頭から禁止薬物!開催再開も延期

2019年11月27日 05:30

 17日に禁止薬物陽性馬発生を明らかにした岩手県競馬組合は26日、在厩馬全頭の事前検査で新たに2頭から禁止薬物が検出されたと発表。これを受け、当面の競馬開催取りやめを決めた。18日以降はレースを中止しており、早ければ30日の水沢で再開予定だった。17日発表の禁止薬物陽性馬はノアクリスティン(牝3=盛岡・桜田浩樹)で、検出薬物は昨年7月から12月までの4頭と同じボルデノン(アナボリックステロイド=筋肉増強剤)。桜田厩舎の全頭検査の結果、同馬から再度ボルデノンが検出されたほか、セブンスウェル(牝4)、コミュニティ(牡9)からもボルデノンが検出された。

 岩手競馬に所属する計約720頭の全頭検査結果は12月6日に判明する予定で、この結果を受けてレース再開日程を判断する。組合の千葉義郎事務局長は「競馬の信頼を裏切ってしまい申し訳ない。一日も早い再開を目指す」と述べた。岩手競馬では昨年以降、禁止薬物の検出が相次ぎ、開催の休止と再開が繰り返された。今年3月からは通常通り再開したが、今月18日以降は再び中止していた。

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2019年11月27日のニュース