【京都金杯】4歳ショウブ 伸び伸び11秒8!池添納得「いい動き」

2020年1月4日 05:30

池添謙一騎手を背に坂路単走で追い切るメイショウショウブ

 馬名通り、今年が勝負の年になる。池添を背に坂路へと入ったメイショウショウブ。道中、スムーズにラップを上げ、指示を待った。ゴール前、強めに合図を出す。瞬時にギアが上がった。500キロ近い馬体が躍動し、1F11秒8。この日1F最速の11秒6(ブラッディムーン)に迫る2番目の1Fタイムを叩き出した。「調教駆けする馬だが(それを考慮しても)いい動きだった」。池添が納得の表情を浮かべたのは当然だ。

 前走(阪神C3着)は松山の手綱だったが、過去8戦で手綱を握ってきた池添。その走りはチェックしている。「前回は短いところに戻して、いいところを見せてくれた。ここで賞金を加算して飛躍の年にしたい」。秋華賞を左前挫石で取り消したが、影響はみじんもなかった。9月のローズSから10キロ増えた馬体は明らかにパワーを増していた。

 池添兼師の期待も半端ではない。「元々、このくらいの距離で、と思っていた馬。1600メートルは重賞2着の実績がある。こなしてくれないと困る。大きな馬でカイバ食いも良く、1回使って本当に良くなっている。ハンデ差を生かしたい」。京都芝1600メートルは2歳時にデイリー杯2歳Sでアドマイヤマーズから0秒1差2着。世界へと羽ばたいたライバルを物差しにすれば、ここも勝てるだけの素材。いざ、ショウブだ。

特集

2020年1月4日のニュース