【日経新春杯】モズベッロ 成長途上で重賞初V!森田師「もっと強くなる」

2020年1月20日 05:30

<日経新春杯>直線で抜け出すモズベッロ(左)は2着に2馬身以上の差をつけ圧勝 (撮影・奥 調)

 これが本当に条件馬の脚なのか。日経新春杯。4角を6番手の外で迎えたモズベッロ。ゴーサインにグイグイと反応し、残り200メートルでもう先頭だ。上がり3Fは最速タイの34秒5。2馬身半差の完勝だ。

 テン乗りで重賞初制覇に導いた池添は語った。「映像を見て、どういう馬か把握していた。長くいい脚を使うイメージ。坂の下りでアフリカンゴールドの後ろを取ることができた。うまく外に出せたし、外から追い出すと、いい脚を使ってくれた」

 以前はモタれる癖があり、思うように追えなかった。ハミを替える。舌をしばる…。森田師は工夫を重ねた。「去年はもっとヨレていたが、だいぶ矯正されてきた。瞬発力はあるから真っすぐ走れるようになれば、もっと強くなる」。条件馬の優勝は13年カポーティスター以来、7年ぶり。まだ強さの一端を見せただけ。底知れない新星が現れた。

 ◆モズベッロ 父ディープブリランテ 母ハーランズルビー(母の父ハーランズホリデー)牡4歳 栗東・森田厩舎所属 馬主・キャピタル・システム 生産者・北海道新冠町の村田牧場 戦績11戦4勝 総獲得賞金1億367万円。

特集

2020年1月20日のニュース