【ヴィクトリアM】5歳アーモンドを倒す!?伏兵4歳ディーヴァ&サンバに注意

2020年5月13日 05:30

ビーチサンバ(左)とシャドウディーヴァ

 さまざまな切り口から過去のデータを分析し、勝ち馬、穴馬をあぶり出す「G1データMAX」。荒れるG1として有名な「第15回ヴィクトリアマイル」(17日、東京)。今回は実力No・1のアーモンドアイにひと泡吹かせる伏兵に注目。東京マイル実績やローテ、過去10年の結果を絡め、データ派垂ぜんの激走馬を浮かび上がらせた。

 (1)東京マイル巧者 とにかく荒れるレース。07年には12番人気コイウタが勝ち、3連単は228万円超。15年は5→12→18番人気で決まり、3連単はG1史上最高の2070万5810円。

 歴史を振り返ると大波乱の陰には常に東京マイル巧者の存在がある。07年の1着コイウタ&2着アサヒライジングは、同舞台だった前年クイーンCの1&2着馬。ストレイトガールは14年が3着、15年と16年が1着だからこのレースの“鬼”。

 今年なら、最右翼は昨年の覇者ノームコア。昨秋の富士Sも含め2戦2勝で文句なし。アーモンドアイは昨年の安田記念3着だが、スタート直後の大きな不利もあり決して適性外ではない。

 伏兵からは重賞を2回走って、ともに2着のビーチサンバ。もう1頭は今年の東京新聞杯でプリモシーンから半馬身差の2着だったシャドウディーヴァ。この2頭が絡めば、高配当が期待できる。

 (2)馬齢&人気 過去10年の年齢別成績が興味深い。4歳が【6・7・3・68】の勝率7%、複勝率19%。5歳が【2・2・5・48】の勝率4%、複勝率16%。6歳が【1・1・2・26】の勝率3%、複勝率13%。そして7歳以上が【1・0・0・6】の勝率14%、複勝率14%。若いほど好走確率が高い。そこで各年齢の人気別成績をチェック。

 まずは4歳、1~3番人気は【3・3・2・10】と及第点。一方で8番人気や11番人気での2着もある。5歳は人気馬の不振が目立つ。1番人気が【0・1・0・2】。7番人気まで幅を広げても【01416】だから厳しい。6歳も1~6番人気が【1・0・0・4】と低迷している。

 今年は5歳&6歳の有力馬が多い。1番人気確実のアーモンドアイを筆頭にサウンドキアラ、ノームコアなど。これらの馬が“券外”に沈めば大波乱必至…。

 (3)ローテ こちらも過去10年を参考にチェック。阪神牝馬S組は【4・4・4・57】の勝率6%、複勝率17%。10回中8回で少なくとも1頭が馬券に絡んでいる。注目は阪神牝馬Sの勝ち馬が【0・0・0・9】と“全滅”していること。狙えるのは年明け初戦に阪神牝馬Sを選び、人気を集めながら惨敗した馬。13年の12番人気2着ホエールキャプチャは、阪神牝馬S14着(6人気)からの激変。16年に7番人気で勝ったストレイトガールは、同じく9着(3人気)から一変。今年はダノンファンタジーが該当。

 アーモンドアイのように、ここが年明け初戦だった馬が馬券に絡んだことはない。ただサンプルが4頭なので、気にする必要はないかもしれない。

 ☆結論 人気馬には馬齢という不安が。また、古馬牝馬G1では1番人気が13連敗中と嫌なデータもある。ここは思い切って高配狙いだ。軸には“東京マイルに実績ある4歳馬”からシャドウディーヴァとビーチサンバを指名。相手はアーモンドアイ、セラピア、ダノンファンタジー、ノームコア、プリモシーンの5頭。馬券は2頭の単複。馬連は軸2頭から上記5頭へのフォーメーション。3連複はフォーメーションで2頭それぞれを軸に相手6頭へ。4歳馬同士の決着なら大万馬券が期待できる!

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