【ヴィクトリアM】(3)シャドウディーヴァ 斎藤誠師「順調に来ている」

2020年5月17日 05:30

 東の惑星として注目されるシャドウディーヴァは16日、午前6時に南馬場に姿を現した。角馬場で入念に体をほぐした後、Aコースに入り、軽めのキャンターで1周して息を整えた。斎藤誠師は「順調に来ている。良い状態でいけそうです」と納得顔だった。

 全成績は【2・4・1・6】。2勝馬ながらG1の舞台に立てているのは、重賞2着が2回あるからだ。昨年のフローラSと今年2月の東京新聞杯。いずれも岩田康が騎乗して、上がり3F33秒台の脚で追い込んできた。舞台はともに東京。当地での戦績は【1・4・1・1】で、良績はほとんど東京で挙げていると言っても過言ではない。斎藤誠師も「手前の関係上、左回りの方がスムーズ。東京に替わるのはいいですね」と大きな期待を寄せている。

 前走の阪神牝馬S12着は、右回りが合わなかったのが敗因。岩田康が負傷で休養していることもあって、乗り替わった池添は「勝負どころから、ずっとモタれてました」と敗因を語った。その点について斎藤誠師は「腰に力がついて、スタートで遅れるその不安はなくなりました。その分、癖も強くなってハミ受けが難しくなってきた。右回りだと右にモタれる面が余計に出てきてしまいました」と明かした。

 今回は得意の左回り。「今の(時計の速い)馬場も合いそう。雨が降ったのも問題ない。パンパンの馬場よりは戦いやすくなりそう」と師。池添も1度乗ったことで癖はつかんだはず。混戦のゴール前に顔を出すシーンは十分に考えられる。

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