【日本ダービー】皐月の雪辱へ「静」のサリオス 坂路でゆったり4F65秒8

2020年5月25日 05:30

<日本ダービー>調教を終え引き揚げるサリオス(撮影・郡司 修)

 皐月賞2着の雪辱に燃えるサリオス。だが、闘志は内に秘め、ダービーウイーク初日は静かにスタートを切った。坂路を4F65秒8でゆったりと駆け上がり、南A(ダート)コースでクールダウン。目立った動きは見せず、厩舎へと引き揚げた。「2週続けてしっかり負荷をかけたので心肺機能はできている。だから普通のキャンターで十分。あとは微調整でいいくらい。イライラする感じもなく、ちょうどいい感じです」。森助手は穏やかな口調で軽め調整の意図を説明した。

 皐月賞で初めて黒星を喫したが、直線は後続を突き放しコントレイルとの一騎打ち。敗れはしたがポテンシャルは十分に示した。「あのレースぶりなら距離は何とかこなしてくれそう」と森助手。東京はマイル戦とはいえ2戦2勝。「結果の出ているコースに戻るのもプラス。力を出してくれれば…」。静かに雪辱の時を待つ。

特集

2020年5月25日のニュース