【日本ダービー】(9)ダーリントンホール 逆襲態勢整った!ゆっくりでもパワフルな脚さばき
2020年5月30日 05:30 29日朝、ダーリントンホールは坂路で調整された。ペースはゆっくりでも500キロを超える雄大な馬体から繰り出される脚さばきはパワフルそのもの。迫力に満ちた4F68秒1~1F16秒7だった。木村師は「前走は後ろからでかわいそうな競馬になった。それでも伸びていたのは良かったと思う」と6着に敗れた皐月賞からの巻き返しを期す。
世界中のビッグレースを手中に収めるゴドルフィン軍団が、3歳世代の日本馬で最も期待する素質馬。悲願の日本ダービー初制覇へ。この馬ならと思わせるポテンシャルを秘める。師は「昨年のこの時期からダービーへ逆算してやってきた。いい雰囲気で挑めるダービーはなかなかない」と状態の良さに目を細める。共同通信杯Vで東京コースへの適性は証明済み。打倒コントレイルへ、態勢は整った。