【大井・優駿スプリント】カプリ 重賞初V!スピードで圧逃「スタートは天下一品」

2020年6月24日 05:30

優駿スプリント圧勝のカプリフレイバー(TCK提供)

 南関東春の3歳ベストスプリンターを決める「第10回優駿スプリント」(S2)が23日、大井競馬場で行われた。単勝1・7倍の圧倒的支持を集めたカプリフレイバーが3連勝で重賞初制覇した。稲益師は16年クラウンカップ(ガーニーフラップ)以来2つ目の重賞タイトル奪取となった。同馬には「第10回習志野きらっとスプリント」(S1、7月22日、船橋)、また2着ブロンディーヴァまでに「第27回アフター5スター賞」(S3、9月8日、大井)への優先出走権が与えられた。

 まさにスピードで押し切った。「スタートは天下一品」と繁田が振り返ったようにスタートダッシュを決めるとハナは譲らない。マイペースに持ち込むと直線も「他の馬が来ればまた伸びてくれる。自信を持って乗った」と力の違いを見せつけて1馬身3/4差をつけてゴールした。昨年12月の勝島王冠(モジアナフレイバー)以来11個目の重賞勝利となった繁田。そのモジアナで24日、帝王賞で2日連続の重賞制覇を目指す。

 ◆カプリフレイバー 父サウスヴィグラス 母サクラスリール(母の父ファンタスティックライト) 牡3歳 船橋・稲益貴弘厩舎 馬主・尾田信夫氏 生産者・北海道新ひだか町の谷岡牧場 戦績6戦5勝 総獲得賞金3465万円。

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