JRA21年度重賞日程発表 京都G1全て阪神開催に

2020年10月20日 05:30

2021年JRA重賞日程

 JRAは19日、東京都港区の本部で関東定例記者会見を行い、21年度の開催日割と重賞日程を発表した。

 京都競馬場整備工事のため、京都競馬は阪神と中京に振り替える。京都で通常行われるG1・5競走は全て阪神で実施。菊花賞が阪神で行われるのは79年(優勝馬ハシハーミット)以来で42年ぶり。現在、阪神3000メートルのフルゲートは16頭だが、18頭への変更を調整中。天皇賞・春が阪神で行われるのは94年(同ビワハヤヒデ)以来で27年ぶりとなる。阪神のレースコースが新装された06年以降、天皇賞・春の舞台となる芝3200メートル戦はこれまで実施されていないが、1周目は外回り→2周目は内回りを使用するコースとなる。

 年初は1月5日に中山と中京で開幕。京都の新春名物競走の「スポニチ賞京都金杯」が中京で行われるのは63年の創設以来初めて。

 夏場は東京五輪の対応と暑熱対策の観点から7月24日~8月8日の3週間は小倉開催はなく、函館と新潟の2場開催。夏の北海道シリーズは6月12日の札幌で開幕、札幌3週→函館6週→札幌4週(同)の順に。

 21年は日曜の12月26日に有馬記念、火曜28日のホープフルSで幕を閉じる。

 ◆昇格と格付け申請 ホープフルSの前哨戦として競走内容が充実している東京スポーツ杯2歳SのG3からG2昇格を日本グレード格付管理委員会に申請する。18年に重賞として新設された葵Sを同委員会にG3格付けを申請する。

 ◆1800メートルでマイルシリーズ 中京記念は例年の中京1600メートルから小倉1800メートルに舞台が替わるが「サマーマイルシリーズ」として行われる。

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