【阪神JF】ソダシが優勝、白毛馬初のJRA・G1制覇 無傷4連勝で戴冠
2020年12月13日 15:48 2歳女王決定戦「第72回阪神ジュベナイルフィリーズ」(G1、芝1600メートル)は13日、阪神競馬場で行われ、吉田隼騎乗のソダシ(牝2=須貝)が優勝、白毛馬初のJRA・G1制覇となった。
勝ったソダシは父クロフネ、母ブチコの血統。通算成績は4戦4勝。重賞2勝の勢いのままJRA・G1を初制覇。昨年のレシステンシアに続く無敗での優勝となった。
白毛馬はこれまで2008年秋華賞に出走したユキチャンの17着の1例があるだけだった。3文字馬名のJRA・G1制覇は2017年菊花賞のキセキ以来。グレード制を導入した1984年以降では95年ジャパンCのランド、2013年日本ダービーのキズナの2頭がいる。
鞍上の吉田隼は4度目の挑戦で初制覇。これまでは17年モルトアレグロの5着が最高だった。15年の有馬記念をゴールドアクターを制して以来のJRA・G1・2勝目となった。
管理する須貝師は12年にローブティサージュ、13年にレッドリヴェールで連覇しており、7年ぶり3勝目を挙げた。JRA・G1・12勝目。
鞍上の吉田隼は「ホッとしました。結果を出せて良かった。1番人気で迎えるG1だったのでボクがこの馬を負けさせちゃいけないというプレッシャーもあったし、本当に感謝です。このくらいの位置で壁をつくれたらいいなと思っていたのでイメージ通り行けました。最後は馬場が悪かったのか、思ったよりはじけてくれなかったですけど、両サイドの有力馬も見えていましたし、何とかしのいでくれと思って必死に追いました」とレースを振り返った。