【京成杯】高配当の使者!?ラカン合格点

2021年1月15日 05:30

併せで追い切るラカン(左奥)(撮影・西川祐介)

 【東西ドキュメント・美浦=14日】南コースの追い切りの主体はW(ウッドチップ)コースとポリトラック。だが、浜田は普段あまり双眼鏡を向けないB(ダート)コースを注視していた。お目当ては京成杯に出走するラカン。ギンゴー(8歳2勝クラス)を3馬身追走。直線で内に併せ馬なりのまま1馬身先着した。武市師はダート追いの意図を「最近はウッドの状態があまり良くない。球節に弱さのある馬なので、この中間はボコボコのウッドより、きれいで走りやすいダート中心で調整してきた」と説明した。

 調教内容についても「間隔が空いているので心配したが、今日の動きを見てホッとした」と合格点。デビューから芝2000メートルばかり5戦して7→5→4→3→1着。時計も詰めており、まさに“叩き上げ”の戦績も魅力的だ。「距離はこだわって使ってきた。競馬に行くといいフォームで走るし、体もたくましくなってきている。重賞でも楽しみ」と師。浜田も高配当の使者になりそうな気配を感じた。

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