19年皐月賞馬サートゥルナーリア背中の状態を考慮して引退 種牡馬入り

2021年1月15日 17:57

19年の皐月賞を制したC・ルメール騎手(左)とサートゥルナーリア(撮影・西川祐介)

 18年ホープフルS、19年皐月賞を制したサートゥルナーリア(牡5=角居、父ロードカナロア)は背中の状態が良くないため引退、種牡馬入りが決定。所有するキャロットファームが発表した。

 昨年6月の宝塚記念4着後、秋に向けて調整していたが左トモ飛節の腫れで11月のジャパンCを回避。態勢が整わず暮れの有馬記念の出走も見送らざるを得なくなった。その後、ノーザンファーム早来(北海道安平町)で調整して左トモは良化しているものの昨年の宝塚記念でダメージを負った背中の左側の状態が改善せず、そこの筋肉が顕著に落ちたことから今春の出走が困難になった。

 秋に復帰できたとしても背中の状態が不安材料になることから、ここが引き際と判断。現役を退き、母である名牝シーザリオの血を次世代につなぐことになった。今後は社台スタリオンステーション(北海道安平町)でけい養される予定。

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