【桜花賞】(4)ソダシ、中118日での勝利へ順調調整 陣営「楽に走れている」
2021年4月11日 05:30 ソダシは午前6時55分、CWコースに現れ、白い馬体を躍らせる。じっくりとフットワークを確かめながら最終調整を行った。コースから引き揚げてくる愛馬を、担当の今浪厩務員が見つめる。「楽に走れています。いい感じですね」。厩舎へと歩を進める姿を見届けて、言葉を継ぐ。
「心肺機能が高く、強く攻めた後でも息の入りがいいですね。いいところに筋肉が付いて馬体の張りもいい。落ち着きもあるしオンとオフも分かっていますからね」
勝てば「中118日」での勝利。一昨年の覇者グランアレグリアの中111日を超えることになる。2月11日に帰厩後初めて時計を出した。そこから2カ月、丹念に乗り込んで万全の状態に仕上げてきた。調教技術の進歩によって、現在の競馬界では休み明けは割引材料ではなくなった。今年も無敗の桜花賞馬誕生へ。白毛のアイドルホースが春きらめく仁川のターフで輝きを放つ。