【桜花賞】ソダシ鞍上の吉田騎手もクラシック初制覇 話題先行に「見返してやろうと思った」

2021年4月11日 16:10

<桜花賞>首差でサトノレイナスに勝利し白毛馬初のクラシックを制したソダシ (撮影・奥 調)

 2021年クラシック第1弾「第81回桜花賞」(G1、芝1600メートル)は11日、阪神競馬場で行われ、吉田隼人騎乗の2番人気・ソダシ(牝3=須貝)がコースレコードとなる1分31秒1で優勝。昨年の阪神JF以来のG1通算2勝目をデビュー5連勝で、白毛馬によるクラシックレース初出走初制覇となった。

 首差の2着に1番人気のサトノレイナス、さらに1/2馬身差の3着に8番人気のファインルージュが入り、4着にアカイトリノムスメ、5着はアールドヴィーヴルだった。

 鞍上の吉田隼は5度目の挑戦でクラシック初制覇となり「最高に気持ちいいです。これだけの馬に乗せてもらって、結果を出せたことは、僕の財産になる」と喜びを語った。これまでは12年マイネエポナの13着が最高だった。JRA・G1は阪神JF以来通算3勝目。

 スタートも決まり、3、4番手の好位で競馬を進め、直線で抜け出したレースを振り返り「手ごたえ十分で、周りも確認できた。高速馬場で分が悪いかなと思ったが、馬の力に助けられました」と語った吉田騎手。白毛の馬という注目も高かったが「話題だけで本当に強いのか?と見られていたので、見返してやろうと思った」と意地も口にした。今後については「ここを勝ってくれたので、先は無限大にある」と話した。

 勝ったソダシは父クロフネ、母ブチコの血統。通算成績は5戦5勝。昨年のデアリングタクトに続き史上8頭目の無敗制覇。最優秀2歳牝馬の勝利は2010年アパパネ以来11年ぶり10頭目となった。前走・阪神JFから中118日での桜花賞制覇は19年グランアレグリアの中111日を上回る最長間隔。

 管理する須貝師も阪神JF以来のJRA・G1通算13勝目となった。

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