【オークス1週前追い】ククナ樫獲りへ横山武と超加速!ラスト13秒0、栗田師「距離延びるのはいい」

2021年5月14日 05:30

3頭併せで追い切る横山武騎乗のククナ(右端)(撮影・西川祐介)

 桜花賞6着のククナ(栗田)が、新コンビを組む横山武を背にオークス1週前追いを消化した。Wコースで3頭併せで、チュウワヴィグラス(3歳未出走)を7馬身、アルクトス(6歳オープン)を2馬身追走してスタート。道中スムーズに追走し、直線では最内で加速。馬なりのまま、真ん中で走る昨年の南部杯勝ち馬アルクトス(馬なり)と同入した。5F67秒7~1F13秒0。「注意深いところがあり、そのへんを騎手に確認してもらった。武史も“速いところにいけば、ギアの上がり方がいい”と話していた」と栗田師。オークス参戦には「レースが続いていて当初は桜花賞までという話だったが思いの外、回復が早くて、疲れが抜けるかもと判断して」と理由を語った。

 最後方18番手追走の桜花賞は、掲示板にあと一歩の6着だった。それでも、上がり3Fは2着サトノレイナスに次ぐ、メンバー2位の33秒2をマーク。桜花賞2着、オークス3着だった母クルミナル譲りの堅実な脚を発揮し、能力の高さを見せつけた。同師は「当初は中団でという話だったが、馬が注意深い感じで流れに乗れなかった。しまいはビュッときて、4角外を回した分があった」と振り返り、「距離が延びるのはいいとみています」と期待を寄せた。 

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2021年5月14日のニュース