【阪神新馬戦】ローマンネイチャー“伝説”第一歩刻む 姉はショウナンパンドラ
2021年6月23日 05:30 宝塚記念当日(27日)の阪神芝1800メートルでデビュー予定のローマンネイチャー(牡=高野、父ディープインパクト)は全姉にG1・2勝のショウナンパンドラを持つ。同じ高野厩舎に所属。14年に秋華賞、15年にジャパンCを制した。注目の良血にトレーナーは「奥手だと思いますね」と前置きして言葉を継いだ。
「お姉ちゃん(ショウナンパンドラ)はまだこの時期に牧場の坂路を上がっていたぐらいだし、姉と比べると順調です。走りの印象としてはいいですし、ジョッキーを乗せた1週前の動きも悪くなかったです」
16日は松山が騎乗、坂路で4F52秒6をマークした。「姉はバネの塊という感じでしたけど、この馬は瞬発力よりも持続力タイプですね」。ラスト2Fが12秒1→12秒2。重い馬場も何のその。パワフルな脚さばきで駆け上がった。
ここ4年のこのレースの勝ち馬を見ると、17年ダノンプレミアム、18年ブレイキングドーン、19年レッドベルジュール、昨年はダノンザキッドと全てのちに重賞ウイナーとなっている。力強い第一歩を記し、約束された未来へ飛び出す。
