【北九州記念】レッドアンシェル 連覇へ追うごとに良化
2021年8月18日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=17日】天気予報通りならどしゃ降りを覚悟していた…。雨ガッパを着込んで寮を出ると雨粒は落ちておらず、新谷は思わずガッツポーズ。幸先よく取材初日を迎えることができた。
今年の北九州記念は昨年の1~3着馬が顔をそろえた。注目は連覇を狙うレッドアンシェルだ。朝一番、坂路モニターを注視。軽やかなフットワークで駆け上がった動きを確認し、庄野師のもとへ。トレーナーは「高松宮記念(18着)の後、リセットして立て直した。先週いい時計(坂路4F50秒8)が出て、ピリッとしてきた。追うごとに動きや状態は良くなっているよ」とニンマリだ。
北九州地方は土曜まで雨予報が続く。今週も道悪競馬か。「道悪でも結果を出してくれている。馬場が悪くなっても心配していないよ」と師は涼しい顔。思い起こせば16年のデビュー戦、札幌に出張中だった新谷は稍重の馬場で力強く抜け出した強さを鮮明に記憶している。引き続き空模様が気になる新谷だった。