レガシーワールド死す 32歳、老衰で 国内調教のセン馬として初のG1制覇
2021年8月18日 15:29 93年のジャパンCを制したレガシーワールドが18日、けい養先のへいはた牧場(北海道新ひだか町)で老衰のため死んだ。32歳だった。同牧場の幣旗芳典さんは「高齢で弱ってはいましたが、前日までは元気に歩いていた。残念ですが大往生だと思います」と話した。
レガシーワールドはモガミ産駒で91年8月に栗東・戸山為夫厩舎からデビュー。2歳時未勝利のまま去勢され、翌92年夏の福島で初勝利。同年のセントライト記念で重賞初Vを飾ると、有馬記念ではメジロパーマーの2着に健闘した。93年に戸山師が死去したため森厩舎へ転厩。ジャパンCでは、ゴール板誤認でも話題となった米国馬コタシャーンの猛追を振り切り、国内調教のセン馬として初のG1制覇を飾った。7歳まで現役を続け通算32戦7勝。引退後はへいはた牧場で余生を送っていた。