【京成杯AH】カレンシュトラウス 初の重賞トライでも魅せる

2021年9月9日 05:30

<京成杯AH>坂路で追い切られたカレンシュトラウス

 【東西ドキュメント・栗東=8日】今週から中京が開幕する。小林は改めて前開催を振り返った。インパクトでは桑名Sのカレンシュトラウスだと思う。勝ちタイム1分32秒8は今年の中京芝マイル戦で一番速い。“届き切らないのでは”という位置から、ゴール前は頭差出ていた。池添が振り返る。

 「あえて我慢してレースをしました。大外枠から最後はしっかり伸びて、かわしてくれました。先行もできますし、レースの幅が広がったと思います」

 3カ月の休み明けで京成杯AHにホコ先を向けてきた。坂路で最終追いに騎乗、ラストは追われて4F52秒1~1F12秒0をマーク。力強いフットワークで駆け上がった。

 「ラスト300メートルくらいから、しっかり動かしました。少し間隔は空きましたが、仕上がりは悪くないと思います」

 小林は前走の勝ちタイムを引き合いに出し「開幕週で高速決着になる条件はどうか」と聞いた。「問題ないと思いますよ。福島でも勝っていますし、コースも心配していません」。底を見せていない魅力、初の重賞トライでも楽しみだ。

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