【秋華賞】ソダシ 圧倒的1番人気も10着 白毛馬初の2冠制覇ならず

2021年10月17日 15:55

<阪神競馬・11R秋華賞>10着に終わり引き揚げるソダシ(中央)(右は優勝したアカイトリノムスメ)(撮影・奥 調)

 牝馬3冠の最終戦「第26回秋華賞」(G1、芝2000メートル)は17日、阪神競馬場で行われ、圧倒的1番人気の桜花賞馬ソダシ(牝3=須貝)は10着に敗れ、白毛馬初の2冠制覇ならず。4番人気のアカイトリノムスメがG1初制覇で3冠レース最後の1冠を手にした。

 ソダシは父クロフネ、母ブチコ(母の父キングカメハメハ)の血統。通算成績は8戦6勝(重賞5勝)。古馬との初対戦となった前走・札幌記念(G2、札幌・芝2000メートル)ではラヴズオンリーユー、ペルシアンナイト、ブラストワンピースといった古馬G1ホースを撃破。クロフネ産駒として“距離の壁”を克服したかに見えたが、オークス(G1、東京・芝2400メートル)8着以来となる2敗目を喫した。

 また、鞍上の吉田隼人は兄の吉田豊騎手が1997年に秋華賞を制しており、「武豊(兄)=武幸四郎(弟)」兄弟以来、史上2組目の秋華賞兄弟制覇なるか注目が集まったが、達成とはならなかった。

 ▽秋華賞 クラシックは皐月賞、ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス。1970年(昭45)秋に“牝馬の菊”ビクトリアカップ(京都芝2400メートル)創設。76年、名称をエリザベス女王杯に。96年にエ女王杯が牝馬統一女王決定戦に衣替え。3歳牝馬限定は秋華賞(京都芝2000メートル)になった。今年は京都競馬場改修工事に伴い、初めて阪神での開催となる。

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