【桜花賞】ウォーターナビレラ鼻差2着 武豊・幸四郎の兄弟“夢”は持ち越し
2022年4月11日 05:30 歴史的瞬間の目撃者になれる。ゴール前はそんな思いを抱いたことだろう。武豊&幸四郎師の兄弟コンビで向かったG1初Vは、わずか鼻差で涙をのんだ。
ウォーターナビレラは好スタートを切り、2番手で収まりをつける。直線半ばで満を持して抜け出す。ゴールまであと少し。寸前で差されてしまった。武豊は「状態は今までで一番良かったです。返し馬にゲート、ペースと思い通りでした。悔いのないレースができました」と振り返った。
前走のチューリップ賞は5着、この日はマイナス14キロで馬体もキュッと絞れていた。武幸師は「悔いのない仕上げ、悔いのないレースができました。今後は状態を見て考えていきたいと思います」と納得の表情。マイルで4走、走るごとに持ち時計を確実に詰めている。収穫を胸に、夢の続きへ新たな一歩を踏み出す。