【NHKマイルC】完成度高いセリフォス推し!最多3勝のダイワメジャー産駒

2022年5月3日 05:30

セリフォス

 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「G1データMAX」。今週は3歳マイル王決定戦・NHKマイルCを取り上げる。昨年の当コーナーは2番人気でレースを制したシュネルマイスターを指名。東京マイル戦の攻略の鍵は?データ班が導き出したのはダイワメジャー産駒のあの馬だ。

 (1)前走 3着以内に優先出走権が与えられる前哨戦はニュージーランドTとアーリントンCの2鞍。過去10年で最も勝ち星を挙げているステップレースは前者の【3・0・2・49】だが、ここをステップに勝ったのは18年ケイアイノーテックが最後。近3年は3着にも入っていない。また、後者からのVは14年ミッキーアイルまでさかのぼる。近年好成績なのは桜花賞、皐月賞のクラシック組で各2勝。19年1着アドマイヤマーズ(皐月賞4着)、20年2着レシステンシア(桜花賞2着)、21年2着ソングライン(桜花賞15着)と3年続けて連対中だ。いわゆる「王道」を歩んできた馬の底力は軽視できない。

 (2)騎手 過去10年の東京芝マイル重賞の騎手別成績はルメールが最多12勝だが今年は不参戦(ケンタッキーダービー騎乗のため)。続くのは横山典の【7・1・5・39】で勝率13・5%、連対率15・4%。当レースは15年クラリティスカイ、17年アエロリットで2勝とレース相性の良さも見逃せない。次いで福永と戸崎が各6勝。特に福永は【6・5・6・35】で勝率11・5%、連対率21・2%の好成績だ。M・デムーロも当レースが得意。18年ギベオン(2着)、19年アドマイヤマーズ(1着)、20年ラウダシオン(1着)と3年連続連対を果たした。

 (3)種牡馬 ダイワメジャー産駒が最多の3勝。自身も同舞台で行われる安田記念を07年に制している。3勝のうち2勝が2歳G1ウイナー(16年メジャーエンブレム=阪神JF、19年アドマイヤマーズ=朝日杯FS)で、20年2着レシステンシアも阪神JFを勝っていた。2歳戦から重賞舞台で活躍できる完成度の高さも重要なファクターになる。今年3頭が出走予定のロードカナロア産駒は【0109】で19年ケイデンスコールの2着が最高と不振傾向。キングエルメス、ステルナティーア、ダノンスコーピオンといずれも実力馬だが、あえて相手候補にとどめる手も。

 【結論】データから推奨したいのはセリフォス。ダイワメジャー産駒で昨年の朝日杯FSで2着に好走した。唯一の減点材料は今年初戦ということだが、近年は“ぶっつけ本番”でG1を好走する馬が増えており、大きな割引材料にはならないか。東京マイル重賞を得意とする鞍上・福永も心強い。相手筆頭には同じダイワメジャー産駒&横山典のマテンロウオリオン、M・デムーロ騎乗のプルパレイを猛プッシュしたい。押さえにインダストリア、ダノンスコーピオンの2頭を加えた馬券で的中を目指す。 

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