【新馬戦総括】カルロヴェローチェ素質に期待 フミサウンドはオープンでも通用しそうな雰囲気

2022年6月28日 05:00

 先週は3場で行われた6戦全てで1番人気馬が敗退。勝ち馬も全体的に小粒な印象を受けた。評判馬が集結した日曜阪神の芝1800メートル戦はシルバーステート産駒のカルロヴェローチェが快勝。好位で折り合ってスムーズな運び。直線も進路が空くのを待って追い出す余裕があった。スローペースで時計は平凡だが、センスが良く今後の伸びしろに期待したい。

 同じく芝1800メートルで行われた土曜東京5Rを制したのは、エピファネイア産駒のシャンドゥレール。好スタートを決めてハナへ。3角手前で先頭を譲って番手に控え、直線残り400メートルで再び先頭へ。内に切れ込んで、やや若さを見せたが、終わってみれば2着に1馬身3/4差の完勝だった。こちらも時計は平凡。馬群でもまれた際の対応が今後の課題となる。

 函館のフミサウンドは番手から伸びて、逃げ粘るイコサンを鼻差で捉えた。小柄で仕上がりの早いタイプ。早い時期の短い距離なら、オープンでも通用しそうな雰囲気だ。

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