【小倉記念】カテドラル 初タイトルへ団野が手応え「動きは良かった」

2022年8月12日 05:30

団野大成を背にCウッドを単走で追い切るカテドラル

 夏に強いのは牝馬だけじゃない。カテドラルは全4勝を7~9月の夏場に挙げている夏男。ゆえに2着に入った前走・中京記念から中2週の再遠征に迷いはなかった。前走同様の木曜追いは金曜輸送を踏まえたもの。CWコースで団野が感触を確かめた。単走で終始、馬なりは予定通り。グッと気持ちを抑え込んで6F86秒4~1F12秒3でゴール。過剰なリップサービスを控え、本音で話すのが彼の誠実さ。

 「間隔が短いので、その分、多少の硬さは感じましたが順調ですね。前回はしまいスッと伸ばす感じだったけど今回は流さずに。動きは良かったと思います」

 春は安田記念(18着)にも挑戦した切れ者。今回の課題は距離延長になる。「2000メートルはあまり走ったことがない。前回1コーナーで(ハミを)かむしぐさがあったので折り合いに多少、不安はありますが、競馬に行けば力みすぎることはない。1コーナーに入るまで、うまくコンタクトを取れるようなら」

 団野は好勝負をイメージする。10番人気ながら2着に食い込んだ中京記念は折り合い面での進境を示すもの。池添学師も「前走の内容なら1F延びても問題ないでしょう。あとは間隔を詰めて使うのが久しぶりなので当日の落ち着きですね。落ち着いてパドックを歩けているようなら」と手応え十分だ。

 昨年9月の京成杯AHで初重賞制覇。距離の壁を打ち砕くことができれば戦いのステージが広がる。鞍上の団野も6月にケガから復帰後、初重賞を飾れば自信と飛躍につながる。強力タッグが一刀両断でターフを切り裂く!!

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