【岩手競馬・クラスターC】リメイク 千二&左回りで主導権

2022年8月16日 05:00

 【万哲の乱】ダート競走の祭典「JBC競走」は今年は11月3日、盛岡競馬場(JBC2歳優駿は門別)で行われる。震災復興へ歩む14年以来。その8年前、競馬場名物のジャンボ焼き鳥の店は長蛇の列。北風に負けず、福島出身の田辺を背にJBCクラシックを制したコパノリッキーの雄姿は昨日のことのように覚えている。今年も岩手の方々の温かい笑顔と再会できれば…と思う。

 今年のクラスターCは3カ月後のJBCを見据えた特別なレースになる。JBCスプリントと同じ盛岡1200メートル。ダンシングプリンスの宮田師は「JBCも盛岡なので、クラスターCの後はJBC一本」とローテも明かしている。ただ今回は重賞勝ちの種類によるいわゆるグレード別定。58キロのジャスティンも含めて他馬との重量差は、低オッズだけに妙味がない。

 ◎リメイクはJRA所属3歳馬としては04年ファントムマスク(4着)以来、18年ぶり出走。同馬は勝ち馬シャドウスケイプと0秒1差と健闘した。リメイク自身、重賞勝ちがないので3歳基本重量の「軽量51キロ」は魅力。1番人気に推された前走・ユニコーンS(6着)は「残り100メートルから距離に限界があるような感じ」と福永のジャッジ。やはり、1400メートル以下でこそだ。中京&東京巧者で左回りは本来得意。逃げ理想の馬も多い中で好位で立ち回れるのも魅力。新コンビ川田はJRAに限れば、15年小倉記念(マローブルー=5着)を最後に乗っていない51キロで挑むのも気合を感じる。今年のJBC出走は賞金的にここを勝ってもまだ厳しいかも!?ただ今後のG1舞台進出には大事な古馬初対戦になる。3連単で(4)1着固定→(1)(11)(13)(14)へ12点。

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