【セントライト記念】セイウンハーデス ダービー11着からの逆襲に期待

2022年9月13日 05:20

重賞初制覇を狙うセイウンハーデス

 過去10年の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。今週は3日間開催の最終日、月曜に行われる菊花賞トライアル「セントライト記念」を分析する(14年は新潟2200メートルで実施)。春のクラシック経験馬VS夏の上がり馬の一戦はどちらが優勢か。

 《ローテ》ダービー組が【6・5・4・21】。出走数も多いが6勝し、連対率は30.6%と圧倒的に結果を残している。続くのはラジオNIKKEI賞組で【2・1・1・11】。20年バビット、21年アサマノイタズラとここ2年はこちらから勝ち馬が出ている。条件戦からの昇級組は【2・4・2・67】と2勝も勝率は2.7%。連対率も8.0%と振るわず。

 《実績》重賞初挑戦で勝ったのは13年のユールシンギングのみ。さらに言えば他9頭はそれまでに重賞で掲示板以上の成績を残していた。ダービー組が好成績からも分かるが、上位の舞台である程度の結果を出していないと厳しい。

 《前走着順》1着は【2・3・3・40】と勝率4.2%といまいち振るっていない。勢いそのままに連勝は難しい。反対に2桁着順は【4・3・2・20】。4勝を挙げ、連対率は24.1%、複勝率も31.0%と馬券圏内が多い。他は2、3着は2勝ずつ。また、4~9着は勝ち星なしと、巻き返しは大敗からのみとなっている。

 《結論》セイウンハーデスの逆襲を狙う。ダービーは11着に敗れたが、春は毎日杯4着、リステッドのプリシパルSを制し結果も残した。夏を越し成長は間違いなく、秋の進撃へ重賞初制覇を飾る。同じくダービー組で中心視されそうなアスクビクターモア、オニャンコポンも当然狙える。穴ならラジオNIKKEI賞組のショウナンマグマ。開幕2週目の馬場を味方に粘り込みも。条件戦連勝のローシャムパークは素質は魅力もデータ的には苦戦。(データ班)

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2022年9月13日のニュース