【スプリンターズS】シュネルマイスター 手塚師ら陣営も自信の1200“チャレンジ”

2022年9月29日 05:30

3頭併せで追い切るシュネルマイスター(撮影・西川祐介)

 【G1ドキュメント・美浦=28日】個性派がそろった今年のスプリンターズS。現役トップクラスの快速自慢が集う中で“異色”と言える存在がシュネルマイスターだ。マイルG1【1・2・1・0】の実力馬だが、1200メートル戦は初挑戦。浜田も最終追いの動きを注視した。

 Wコースで3頭併せ。先導したマイネルファンロン(7歳オープン)が早々と道を譲り、ゴール前はフロムナウオン(2歳1勝クラス)と併走。強めに追われて食い下がる後輩馬に貫禄を見せつけるように、馬なりのまま併入に楽々と持ち込んだ。「先週より反応が良く、思っていた通りの調教ができた。決してベストではなかった前回(安田記念)より状態はいいと思う」。手塚師は納得の表情で愛馬を迎えた。

 大目標はマイルCS。本番までの間隔を取るため、ここからの始動を決めた。「能力はこのメンバーでも上位。あとは千二がどうか。僕もスタッフも馬主も、みんなそう思っている」。指揮官はあくまでチャレンジであることを認めた上で「マイル以下でも対応できる体形をしているし、そういうメンタルも持ち合わせている。そのあたりをプラスに考えている」と期待を込めた。

 ドイツ産のキングマン産駒。希少な存在であるがゆえ、手塚師にはもうひとつの思いがある。「日本では珍しい血統だから、今後いろんなところで存在価値が出てくると思う。ここを勝てば馬のステータスが上がる。そうなることを願っている」。スプリント、マイルの2階級G1制覇なら、種牡馬としての価値も跳ね上がる。愛馬の将来も見据えたチャレンジ。馬券は別にして注目したい一戦だ。

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