【エリザベス女王杯】デアリングタクト 前走不発も牝馬相手なら輝き再び!

2022年11月7日 05:10

デアリングタクト

 秋のG1シリーズが再開。年末まで毎週G1が続く。今週は秋の女王決定戦「第47回エリザベス女王杯」が昨年に続いて阪神競馬場で行われる。出走予定馬18頭中15頭が重賞ウイナーで、3~6歳の華やかな顔触れが集結した。アイルランドから遠征してきた愛オークス馬マジカルラグーンにも注目。外国馬の参戦は11年(1着スノーフェアリー&16着ダンシングレイン)以来11年ぶりとなる。

 昨年は10番人気アカイイトの歴史的な大駆け(3連単339万円馬券!!)に沸いた女王杯。今年も一筋縄ではいかないメンバーがそろい、百花繚乱(りょうらん)のごとし。主役は一昨年の3冠牝馬デアリングタクトになるのだが、不発に終わったオールカマーの内容が気になる。宝塚記念3着の実績を考えれば牝馬相手のここは譲れない。雪辱を果たすか。

 秋華賞馬スタニングローズは引き続き阪神内回りの舞台で立ち回りのうまさが強力な武器になる。1Fの距離延長もオークス2着の内容を振り返れば守備範囲。古馬完封もあり。2頭を負かす存在なら、母ジェンティルドンナの良血ジェラルディーナ。気性面が成長し折り合い面に進境。強豪牡馬を完封したオールカマーの再現ならG1の壁はさほど厚くない。昨年覇者アカイイトも府中牝馬Sを叩き順当に良化。その府中牝馬Sで強烈な末脚を見せつけたイズジョーノキセキも首位争い可能な位置に。アイルランドから参戦する愛オークス馬マジカルラグーンは日本の馬場への適性が鍵になる。

特集

2022年11月7日のニュース