【チャンピオンズC】(4)スマッシングハーツ 複勝率50%の枠に新谷師「ありがたい」
2022年12月2日 05:30 フルゲート16頭が関西馬。栗東の投票所が緊迫ムードに包まれる中、午後2時にチャンピオンズCの枠順が決まった。伏兵スマッシングハーツは2枠4番。クラウンプライドとの2頭出しでJRA・G1初挑戦となる新谷師は「(スマッシングハーツは)内枠を上手に生かしてほしい。偶数枠(後入れ)はおまけみたいなものですが、ありがたいですね」と納得の表情を浮かべる。
阪神から中京に舞台を移した14年以降の当レースは、1桁馬番が【7・4・5・56】に対して2桁馬番は【1・4・3・45】。内枠有利が明白だ。中でもコンスタントに好走馬を出しているのが4番。【1・1・2・4】で連対率25%&複勝率50%。14年2着ナムラビクター(8番人気)、15年1着サンビスタ(12番人気)、16年3着アスカノロマン(10番人気)と伏兵の激走が目立つ。ここ2年は馬券圏外だが、昨年はインティが9番人気で4着と見せ場をつくった。
好枠に加え、血統の勢いも十分。父ヘニーヒューズは20&21年と2年連続でJRAダートのリーディングサイヤーに輝き、今年も首位独走中。キングカメハメハ→ゴールドアリュールからダート界の盟主の座を引き継いでいる。
スマッシングハーツは中央復帰後17戦して上がり3F最速が7戦。G1メンバーに入っても決め手は上位だ。新谷師は「ここ3走は千六を使っているが、千八の方が流れに乗りやすいと思う。状態は安定しているし、持ち味を生かせれば」と舞台を歓迎。中団インで脚をため、自慢の末脚をさく裂させる。