【チャンピオンズC】(2)サンライズホープ “完成の域”に入って今年こそ
2022年12月2日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=1日】振り返りは大事。新谷は改めて昨年のチャンピオンズCの印をチェック。◎はサンライズホープだった。その昨年は道中3番手から進めたが直線は失速して15着。その後はなかなか勝ち星に恵まれなかったが、前走・みやこSで昨年シリウスS以来となる復活V。痛恨の出遅れを克服して大外から差し切った。新谷は羽月厩舎へ。山下助手に前走を振り返ってもらうと「出遅れた時に“終わった”と…。ただ、後方でもまれることなく運べたことが最後の脚につながったと思う。控える競馬で結果を出すことができて、いいきっかけになりました」と笑顔を見せた。
今年はみやこSを挟んで秋3走目でダート頂上決戦へ。昨年とは違うローテーションでG1タイトル獲得を目指す。山下助手は「気温が下がって状態は良くなっています。みやこSの時に比べて(状態は)一段上がってきましたね」と上昇ぶりをアピールする。坂路の最終追い切り(4F53秒0~1F12秒0)についても「跳びは大きいけど、先週ぐらいからピッチが速くなってきた。使うごとに動きは良くなっています」。ワンダースピード(08年アンタレスSなどダート重賞5勝)なども手掛けた腕利きが「入厩当初から能力は一番と思っていた。心身のバランスが整って完成の域に入った。昨年よりいい状態で向かえます」と力を込めた。自信たっぷりのその表情を見て、新谷は今年こそ重い印が必要とノートに書き残した。