菊花賞馬アスクビクターモア、有馬記念には参戦せず 田村師「ここで休ませてあげるのが馬のため」

2022年12月1日 13:41

<菊花賞>G1初制覇を飾ったアスクビクターモア(左)(撮影・奥 調)

 今年の菊花賞馬アスクビクターモア(牡3=田村、父ディープインパクト)が、出走を検討していた有馬記念(25日、中山)には参戦せず、年内は休養することになった。管理する田村師が1日、明らかしたもので、今年の有馬記念ファン投票の第1回中間発表では、9万3233票を集めて5位にランクインしていた。

 田村師は「年6回使いまして、3勝して非常にタフな競馬だった。年明けの上半期は外国に行かないので、(目標は)京都の長いところ(天皇賞・春)か、阪神の中距離のG1(大阪杯)かになると思うが、そこが決まってから前哨戦をどうするか考えることになると思います。ファン投票5位で期待もあったので、オーナーも熟慮されたが、ここを使って春の大きいところに向かうのか、いったん休養期間に充てるのかを考えて、ここで休ませてあげるのが馬のためにいいのではないかと思って、今回は自重して春に向けての充電期間に充てようということになりました」と説明した。

 現在は宮城・山元トレセンへ放牧に出されており、来年に向けて英気を養っていく。

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