【チャンピオンズC】今年も待つ兄の祝福が届くように最善を尽くす高柳大師
2022年12月1日 05:30 高柳大輔師の2つ上の兄・高柳瑞樹師は先週の京阪杯をトウシンマカオでV。兄の厩舎が昨年のフラワーCをホウオウイクセルで制してJRA重賞初制覇を飾ると、連鎖するように約1カ月後、弟の厩舎がアンタレスSをテーオーケインズで勝ち、初の重賞タイトルを獲得した。所有する馬主(ホウオウ=小笹芳央氏、テーオー=小笹公也氏)も兄弟という不思議な縁だ。
そこからの高柳兄弟の活躍はすさまじい。今年は瑞樹厩舎のスターズオンアースが牝馬2冠。大輔厩舎もテーオーケインズが昨年のチャンピオンズCを勝ち、ダート界の横綱として君臨している。大輔師は「流れが来ているなっていうより、神頼みじゃないですけど来てほしいなっていつも思っています」と控えめな笑顔。柔和な口調で「勝ってもお互いLINEを送るくらい。淡泊な感じです。たまにすれ違ったときに兄弟の話をするぐらい」と続けた。昨年は当レース後にLINEが届き、厩舎に花が届いた。今年も祝福のLINEが届くよう、最善を尽くすだけだ。