【香港国際競走】日本で買うとおいしい馬は?

2022年12月11日 13:17

メイケイエール(香港ジョッキークラブ提供)

 日本馬13頭が出走する香港国際競走が11日、シャティン競馬場で開幕する。現地は第1R発走前から多くのファン。パドックでは人気歌手によるコンサートが行われ、お祭りムードに沸いている。
 では、気になる現地での日本馬オッズは?

 第4R香港ヴァーズは、本レース2勝のグローリーヴェイズが1番人気の単勝2・5倍。これが全4レース中、日本馬で唯一の1番人気。日本国内では2番人気だが、史上初の同レース3勝目を目指す同馬の評価が現地でも極めて高いことが分かる。日本国内で1番人気に推されているウインマリリンは現地で単勝8・3倍。香港ファンはシビアな見方をしている。

 第5R香港スプリントは地元馬ラッキースワイニーズが断然の1番人気で単勝オッズは1・9倍。スプリントの本場としてのプライドが表れており、この馬を日本国内で買うなら“お買い得”だ。一方、日本国内で暫定1番人気メイケイール(単勝3・7倍)が、現地では単勝30倍も付く。意外にも香港ファンからの評価は低い。

 第7R香港マイルは香港の英雄・ゴールデンシックスティが単勝1・5倍で1番人気。これは日本国内の評価と大きな差はない。日本で2番人気シュネルマイスター(単勝3・7倍)は香港で14倍、ダノンスコーピオン(日本で単勝5・8倍)は香港で17倍となっている。日本国内のオッズでおいしいのはカリフォルニアスパングルか。

 第8R香港Cは地元馬ロマンチックウォリアーが抜けた1番人気で単勝2・3倍。日本で買えば3・9倍となっており、少しお得だ。パンサラッサ、ジャックドールは6倍前後(日本では3倍前後)。面白いのはレイパパレ。日本国内では単勝10・7倍が付くが、香港では7倍と“逆転現象”が起きている。現時点で香港での方が評価が高い日本馬はレイパパレのみとなっている。

※オッズは全て日本時間午後1時9分時点。

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