【京都金杯】シュリ調整順調 縁起重賞3年連続参戦で念願初タイトル狙う

2022年12月31日 05:23

坂路で追い切るシュリ(撮影・亀井 直樹)

 三度目の正直なるか。3年連続でスポニチ賞京都金杯に出走するシュリが新年好スタートを切るべく、順調に調整を続けている。

 今年の関屋記念2着後の京成杯AHは左前肢ハ行で競走除外となり、その後に目指した富士Sでも「右肩の筋肉を少し痛めたようで」(兼武助手)出走を自重。なかなか態勢が整わないが、無理せず立て直したことで、12月上旬に放牧先から帰厩した後も好気配。兼武助手は「この馬なりに歩様が良くなっています。(調教を)やりすぎないように気をつけながら、いい状態だと思います」と目を細めた。

 関屋記念は初着用のメンコの効果が大きかった。兼武助手は「折り合いに進境があり力を出せました」と振り返り、メンコは今回もつける予定。21年5着、22年は10着に敗れ、年齢も明けて7歳になるが「7歳でもG1を勝てます」と自厩舎で今年のスプリンターズSを制したジャンダルムを例に出し「この馬も重賞を勝てるぐらいの能力があるので」と前を向いた。

 スタートラインに立ち、自身の力を出し切れればチャンスは十分。仕切り直しの一戦で、重賞初タイトルを狙う。

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