エピソード提供してくれる「森秀師」
2023年1月19日 05:00 【東西ドキュメント・栗東=18日】今年から馬柱にある調教師の表記で「森」が「森秀」となった理由は、昨年の調教師試験で同姓の調教師(美浦・森一誠師)が誕生したからである。2文字表記の感想を聞こうと菱田が森秀師に水を向けた時に、ちょうど武豊が「知りませんでした」と割って入り、トレーナーも含み笑いで対応。結局、感想は聞けずじまいに…。
その森秀厩舎のエヒトはAJC杯に向けて坂路単走で追い切って4F49秒7(1F11秒9)と1番時計をマーク。2週連続の49秒台に「先週は思った以上に時計が出たけど、今日は予定通り」とジャッジ。「申し分ない出来。決め脚があるし楽しみ」と胸を張った。
始動戦が一度は候補に挙がった中山金杯ではなく、AJC杯となったことに「(G2の)お金に目がくらんだ」と得意のジョークで笑いを誘う。鞍上の田中勝は昨夏の七夕賞でコンビを組んで重賞Vに導いた。「カツハル(田中勝)は新馬戦(20年1月に8着)で乗った時に、将来はオープンまで出世すると言っていた。ホンマやったね」と人馬のエピソードも提供してくれる森秀師だった。