【白梅賞】エアメテオラ 好バランス 兄たちが立てなかった春の大舞台も視野に
2023年1月24日 05:23 中京の土曜9Rに行われる白梅(しらうめ)賞も大物が出る1勝クラスだ。98年1番人気だったスペシャルウィークは鼻差2着に敗れたが、ダービー馬に出世。03年勝ち馬ネオユニヴァースは皐月賞&ダービーの春2冠を制した。05年2着だったエアメサイアも秋華賞制覇。勝ち負けした素質馬がG1馬に輝いている。
9頭が登録した今年は良血エアメテオラに注目。新馬戦は惜しくも頭差の2着に敗れたが2戦目できっちり勝ち上がった。池添学師は「2戦とも押し出されるような形でハナに行っているけど、行く馬がいればその後ろでも大丈夫だと思う」と自在性を強調。「前走もまだ余裕のある感じでそんなに厳しい競馬ではなかったし全然ダメージもなさそうだね」と報告する。
兄4頭を合わせて全て池添学厩舎に所属し、デビュー2戦目までに勝ち上がっている。最年長8歳のエアアルマスは8勝、6歳エアファンディタも5勝を挙げ、オープンで活躍。「優秀なお母さんです。父親の特徴を受け継いでいる子供が多い感じで、兄弟でもタイプは違います。バランス的に見ればアルマスとメテオラがいいですね」と特徴を口にする。
前走と同じマイル戦となるが、路線はまだ決まっていない。「初戦で千八を走っていますし、ここで勝ってくれたらこの先の選択肢も広がる。いいレースをしてほしいですね」。兄弟でクラシックに出走したのはエアサージュ(菊花賞8着)のみ。結果次第では兄が立てなかった春のクラシックも見えてくる。