【フリージア賞】注目はサスツルギ 木村師「いい変化が出てきた」
2023年2月14日 05:12 今週の土曜東京9Rフリージア賞(芝2000メートル)は16年から始まった1勝クラスの特別戦。歴史は浅いが18年にはギベオン→マイネルファンロンと後の重賞ウイナーがワンツー。21年2着イルーシヴパンサーも後に重賞2勝と好走馬が活躍する出世レースと言える。
今年の注目はサスツルギ(牡=木村)。昨夏のデビュー戦(新潟)は4着止まりだったが、2戦目の当舞台を快勝。最速3F33秒8の末脚で、直線一気の差し切りを決めた。2戦共に発馬がひと息で後方から。「勝つには勝ったが課題も多い」。木村師は冷静にジャッジする一方で「スタートの1完歩を出るように修正しているが、いい変化が出てきた」と対策は施している。
1週前追いでは皐月賞馬ジオグリフに食い下がって併入。「時計(6F82秒5~1F11秒6)は立派だが、動きの質はまだまだ。ただ、カイバを食べて元気。健康状態はいい」と師。兄は19年スプリンターズSを制したタワーオブロンドン。成長途上も課題のゲートをクリアできれば好勝負になっていい。