【金鯱賞】プログノーシス好気配!息を整える程度も坂路警戒スムーズに加速

2023年3月9日 05:25

西村淳也が騎乗し、坂路馬場の真ん中を真っ直ぐに駆け上がるプログノーシス

 力むことなく、スムーズに加速した。プログノーシスは西村淳(レースは川田)を背に坂路単走。鞍上と呼吸を合わせ、折り合いを確かめながら徐々にペースを上げていく。軽快な脚さばきでラスト1F12秒4をマーク。しまい重点で全体は4F55秒0でまとめた。川田が騎乗した1週前にCWコース6F80秒8~1F11秒1と負荷をかけてある。中内田師は「先週、川田ジョッキーに感触を確かめてもらい、時計的に十分な内容でした。それで馬の雰囲気が変わってきたので今朝は息を整える程度の調整にしました」とこの日の稽古の意図を説明した。

 前走・中日新聞杯は18頭立ての後方2番手で進め、直線は大外からメンバー最速3F33秒2で追い込み、0秒1差4着。21年毎日杯3着以来、2度目の重賞チャレンジで能力の高さを改めて証明した。師は「乗り難しい馬なので前走はジョッキー(藤岡佑)と相談し、折り合い重視で控える競馬。うまく乗ってくれたし、わずかに届かなかったけど内容的に悪くなかったです」と振り返る。前走後は宮城県の山元トレセンでリフレッシュを図り、1月上旬に栗東へ帰厩した。「特に変わった様子もなく、順調に来ていますよ」と中間の様子を伝える。

 キャリア7戦中、全4勝を挙げている川田とコンビ再結成。中内田師は「まだ先のある馬だけど現時点でも能力の高さを見せてくれている。リズム良く走れば、いい脚を使ってくれるので(レースで)かみ合ってほしいですね」と期待を寄せた。中内田師&川田は前日の中山牝馬Sにアートハウスで参戦。同一調教師&騎手によるJRA重賞2日連続Vなら06年チューリップ賞(アドマイヤキッス)、弥生賞(アドマイヤムーン)を制した松田博師&武豊以来、17年ぶりの偉業となる。

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2023年3月9日のニュース