新京都競馬場ダート 逃げ馬が残りやすいパワーを要する

2023年4月19日 05:05

新装された京都競馬場のダートコース(撮影・奥調)

 【京都競馬場シン攻略法(2)ダート編】ダートコースのレイアウトに変更はない。ただ、路盤工事を経て表層のクッション砂はもちろん、その下層から敷き詰め直したため、改修前よりソフトとなり、パワーを要するダートになった可能性がある。リニューアル後、しばらくは時計が少しかかるかも。

 コースの概要をおさらいしよう。1周距離は約1608メートルで直線は約329メートル。周回距離は東京に次いで2番目、直線は東京、中京、新潟、阪神に次いで5番目の長さ。向正面から3角の入り口を頂点に高低差2メートルほどの坂があるが直線は平たんで阪神より短い。すなわち前が残りやすい。

 初日のメイン・京都競馬場グランドオープン記念の舞台となるダート1200メートルを分析したい。2角の出口付近からスタートし、向正面半ばから3角入り口まで緩やかに上ると、3~4角の中間まで下り、そこからゴールまで平たん。スタート後、上りに入るのでペースが落ち着きやすい。スタートしてから緩やかな下りとなる阪神とはこの点が異なり、逃げ馬の好走率も大きく違う。

 つまり狙いは阪神で先行し、最後に差された馬。京都競馬場グランドオープン記念にも該当馬がいる。先月11日のコーラルS(阪神1400メートル)で逃げて4着だったドンフランキーだ。1F短縮で6F初起用。直線平たんな京都で、もうひと踏ん張りが利きそうだ。

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