新装・京都の開幕戦制した吉田隼「空気を読んでいない感じはありますけど(笑)」

2023年4月22日 10:58

<京都1R>オープニングレースを勝利した吉田隼人騎手 (撮影・亀井 直樹)

 約2年5カ月の整備工事を終えて新装なった京都競馬場が22日、グランドオープンし、開幕戦の1R・3歳未勝利(芝2000メートル)は吉田隼が騎乗したウィズユアドリーム(牡=吉岡)が制した。勝ち時計は2分0秒9。

 吉田隼は「スタートが抜群に良かったのでハナに行きました。天気も良く、馬場も素晴らしく乗りやすかったです。気持ち良かったですね」とコメント。新装・京都の開幕戦を飾り花束を受け取った。「空気を読んでいない感じはありますけど(笑)、これも勝負なので」と笑いを誘い、「特に癖がないコースですし、馬場も硬すぎずクッションが利いていました。内枠の先行馬が有利かなって気はしますけど、何回もレースをしていくうちに変わってくると思います。外回りを早く乗ってみたいですね。装鞍所もパドックも近くなりましたし、あれだけ地下馬道も広く掘ってあったら、馬もプレッシャーが少ないのかなっていうのはあります。全体的に競馬場は良くなっています」と話した。

 ◆京都競馬場のリニューアルポイント◆

 ☆新スタンド ゴール寄りにあったスタンド(グランドスワン)を解体。新スタンドは「ゴールサイド」と銘打たれ、2階はUMACA(キャッシュレス投票用ICカード)専用フロアに。

 ☆パドック 円形から楕円(だえん)形に様変わり。周長も129メートルから140メートルに延長。直線部分ができ、出走馬をじっくりチェックすることができる。2階には360度パドックを取り囲む「パドックリング」が設けられた。

 ☆コースレイアウト 芝は淀名物3角の坂越えは健在、外回り4角のカーブが緩やかになった。道悪は馬のケガにつながるという観点から馬場回復が早くなるように改良。ダートは29年ぶりに大がかりな砂の入れ替えを行った。

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