騎乗停止の若手騎手6人、なぜ今週は騎乗可能? JRA審判部長「不服申し立ての権利を尊重」

2023年5月3日 15:14

説明会を行うJRA久保厚審判部長(左)(撮影・亀井 直樹) 

 JRAは3日、騎手の今村聖奈(19)、永島まなみ(20)、古川奈穂(22)、河原田菜々(18)、小林美駒(18)、角田大河(19)を騎乗停止処分にしたことを発表した。

 競馬開催日のスマートフォン使用によるもので、停止期間は5月13日から6月11日までの30日間(開催10日間)。

 JRAでは公正確保のため、競馬開催中の騎手の外部との接触を禁止。ジョッキーが宿泊する調整ルーム内での携帯電話やスマホの使用、外部との通信は禁止されているため、日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」に該当すると認定された。

 今週末は騎乗可能で、停止期間は13日からとなったことについて、JRAの久保厚審判部長は「競馬法違反や非行という重要な事案ならすぐに騎乗停止になるんですが、今回は147条の19号。業務上の注意義務違反、公正確保の重大な違反はなかったということで、騎乗停止と同じ形。その時は騎手の不服申し立ての権利を与えなければならない。騎乗停止でもその翌週から停止をかけるのと同じです。今回も彼、彼女らの不服申し立ての権利を尊重しまして、今週は乗れることになります」と説明した。

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2023年5月3日のニュース