【日本ダービー】ソールオリエンス優勝確率85%、2冠当確 相手筆頭はサトノグランツ

2023年5月23日 05:30

キャリア3戦以下でダービーを制した馬

 過去の傾向から勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。「第90回日本ダービー」をデータ班が徹底分析した結果、皐月賞馬ソールオリエンスのV確率は85%。先週オークスで同80%と強力推ししたリバティアイランドに続き、2冠当確と結論付けた。相手候補は?

(1)前走
 皐月賞が【7・9・6・69】と圧倒的に優位。18年ワグネリアンの同7着が前走最も悪い着順で8着以下からVは絶望。他で優勝馬輩出は京都新聞杯【2・1・0・9】、毎日杯【1・0・0・5】だけでこの組は前走2着以内が条件。青葉賞は【0・0・3・20】と不振。

(2)キャリア
 優勝馬10頭のダービーまでの勝利数は4勝2頭、3勝5頭、2勝3頭、1勝は優勝なし。優勝馬の通算出走数は3戦1頭(21年シャフリヤール)、4戦3頭、5戦4頭、6戦1頭、8戦1頭。4戦か5戦が理想で7戦以上(トップナイフ、メタルスピードなど)は不安。

(3)東京実績
 今春東京G1は東京実績のある馬が好走。リバティアイランドもアルテミスS2着があった。優勝馬10頭中、東京出走歴がなかったキズナ、マカヒキ、ロジャーバローズを除く7頭は東京で1着か重賞3着以内があり、例外はワンアンドオンリー(東スポ杯2歳S6着)だけ。東京で出走して未勝利か重賞好走がない馬(サトノグランツ、フリームファクシなど)は割り引き?

(4)テン乗り
 ダービーでは騎手が当該馬初騎乗で勝った例は54年ゴールデンウエーブまで戻らないとない。今年は皐月賞2着タスティエーラ、3着ファントムシーフなど、テン乗りが多い。この2頭は馬の戦績だけなら十分に優勝候補だが、データ班には無視できないジンクスだ。

 結論
 ソールオリエンスは出走数3戦が多少気になる程度で東京V実績&3勝&継続コンビで最も死角がない。優勝確率85%で2冠は当確。相手は東京未勝利は気になるが、京都新聞杯1着&3勝&川田継続のサトノグランツ。皐月賞上位組はテン乗りなど減点も多く、ルメールと継続の3勝スキルヴィングは東京実績もあり、青葉賞組史上初の優勝も!?(データ班)

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2023年5月23日のニュース