青空とそよ風の中で…ナイスネイチャ、35歳で死す 牧場「幸せな生涯に相応しい幸せな最期でした」

2023年5月30日 16:18

92年有馬記念パドックでのナイスネイチャ

 北海道の浦河渡辺牧場は30日、ナイスネイチャ(セン)が死んだことを発表した。35歳だった。

 NPO法人の引退馬協会の発表後にツイッターを更新。「5月30日12:40 #ナイスネイチャ は放牧地の青草の上で横たわり青空とそよ風の中、鎮静剤と麻酔薬を使った上で安らかに息を引き取りました。渡辺牧場の宝…幸せな生涯に相応しい幸せな最期でした。疲れたなぁと横たわり動画の #メテオシャワー とはお話を済ませたようです。皆様、有難うございました」とつづった。

 ナイスネイチャは父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ(母の父ハビトニー)の血統。90年代に活躍した個性派ホースで、91~93年の有馬記念3年連続3着は語り草となっている。通算41戦7勝で、重賞4勝を挙げた。

 01年の種牡馬引退後は引退馬協会の“広報部長”として協会の活動に貢献。協会は引退馬支援の輪を広げようと、17年にナイスネイチャの誕生日(4月16日)に合わせて募金活動「ナイスネイチャ バースデードネーション」を開始。35歳となった今年の募金額は、過去最高の約7400万円に達した。

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