【マーメイドS】“異例”の53キロでも酒井×ビジン注目!

2023年6月15日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=14日】数ある重賞の中でマーメイドSは軽ハンデ馬が活躍する象徴的なレース。従って体重が軽い騎手の需要が高くなるのも当然のこと。過去10回、参戦している酒井は20年にハンデ50キロのサマーセント(7番人気)での勝利があり、さまざまな意味で「ミスター・マーメイドS」の呼称が似合う。
 43歳。筋肉質の体格なのに軽量馬の騎乗はお手の物で、過去に同重賞はハンデ49キロに3度、50キロも3度の騎乗。軽量馬陣営から引っ張りだこなのだが、今年は異例?コンビを組むビジンはハンデ53キロだ。「軽くないし、申し訳ない気分」とジョークまじりに人気と実績ある相棒に意欲をにじませている。

 CWコースの追い切りは併走馬を追走する形で半馬身先着。ラスト1F11秒6に「どうしても行きたがるので我慢させて最後に放しただけ。いい感触」と酒井は本番をイメージする。武英師の毒舌が好きな菱田は「3走前の愛知杯(7着)で、それだけはやめてくれと言った(道中で)抱える競馬になったから、ジョッキーも今回は分かっていると思う」との言葉をしっかりノートに書き込んだ。

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