【福島新馬戦】感受性が強いジョブックノワ

2023年7月20日 05:04

 【東西ドキュメント・美浦=19日】タレント・萩本欽一の所有馬は女性画家の目にどう映ったのか。「あの2歳馬、とっても感受性が強そうですね」。トレセンを訪れた斉藤いつみ画伯の視線の先でジョブックノワ(牝=小桧山、父ルーラーシップ)が躍動する。23日の福島6R新馬(芝1200メートル)出走に向けたWコースでの追い切り。その数分前に直線走路の真ん中で落馬事故が起こっていたが、危険を察知したように即座に内ラチ沿いへ進路を向けて迂回(うかい)した。

 萩本から命名も依頼された小桧山師の長女が自らの名をフランス語にして付けた「ノワ」(くるみ)。21日から東京・門前仲町のギャラリーで馬の絵の個展を開く斉藤画伯の指摘通り、感受性の強さを示した。

 「ゲートも速い。(来年2月の)定年前に欽ちゃんから預かった最後の馬だな」。しんみりとした口調で語る小桧山師は自身の著書で紹介してきた「さがら草競馬」(静岡・牧之原市の砂浜競馬)のPR大使に就いたばかり。就任祝いの一発を梅崎は狙っている。

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