リュウノユキナ 4カ月ぶりでも好仕上げ、岩戸師「盛岡は相性がいい」

2023年8月11日 05:05

 【東西ドキュメント・美浦=10日】芦毛のリュウノユキナがWコースに出てくると、色覚的なものか?小田は猛暑を忘れ、清涼感すら感じていた。

 15日に迫ったクラスターC(盛岡)の最終追い。走る気を前面に押し出し、スピード感満点にWコースで6F80秒0~1F11秒7(強め)。暑さにへこたれることもなく、駆け抜けた。見守った岩戸師は「先週(3日)武史が乗ってスイッチが入ったし、今日はかかるぐらいでいい感じだった」と満足そう。転厩初戦の前走・東京スプリントは古豪健在をアピールする交流重賞3勝目。クラスターCは21年優勝、昨年2着と好相性。「盛岡は相性がいいし、あとは対戦したことがない新興勢力との力関係だけでしょう。今年の大目標はJBCスプリント(11月3日、大井)。そこに向け、いい競馬ができれば」と悲願のJpn1制覇に照準を絞り、約4カ月ぶりでも仕上げに抜かりはない。

 岩手競馬大好きの小田は7月末に盛岡を訪れたばかりだが、クラスターC当日は幸い休み。「冷麺、食べに行くか?」思わずつぶやいていた。

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