小林美 地元・新潟で沸かせた!躍進の理由「一つ一つ真剣に」

2023年8月18日 05:10

笑顔でガッツポーズする小林美駒(撮影・郡司 修)

 12日新潟12R(キュートヘスティア)で地元初勝利を挙げた新潟出身の小林美駒(18=鈴木伸)。翌13日新潟4R(ゼンリョクダンス)でも勝ち星を挙げた。地元で輝きを放つ新人騎手に躍進の理由を聞いた。

 ――先週2勝。他に最低人気の馬で3着、9番人気の馬で2着など、地元の競馬ファンを沸かせた。
 「土曜(12日)の勝利でモチベーションが上がったのもありますが、8日に盛岡の交流競走(シャイニーゼネラル)を勝てて、弾みをつけて臨めました。何より目の前の一つ一つのレースに真剣に向き合うようにしていたのが、一番大きいとは思います」

 ――ウイナーズサークルでの声援が凄かった。
 「日曜には家族が観戦に来ていて、凄く喜んでいました。お世話になった方や同級生、調教師の先生方々から“おめでとう”メールが数え切れないくらい来ていました」

 ――最後の一人までサインに応じていた。
 「子供の頃から競馬場に来てジョッキーのサインをもらっていたので、自分がするのは不思議な気分でした。土曜は最終レースで時間があったので、全員の気持ちに応えようと思って。自分のうれしい気持ちをファンにも分けてあげたいという気持ちでした」
 ――今週も新潟で騎乗予定。
 「ジットマツ(土曜12R)は調教で乗って、うなるような手応えでしたよ」

 ◇小林 美駒(こばやし・みく)2005年(平17)3月19日生まれ、新潟県出身の18歳。美浦・鈴木伸尋厩舎所属。津村、横山武が兄弟子。23年3月デビュー。同4月9日アシャカタカ(福島5R)で初勝利。

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