1～3着にネクストスター盛岡（10月3日、盛岡1400メートル）の優先出走権が与えられる一戦。素質非凡な（4）フジユージーンがデビュー3連勝で初タイトルを獲得する。2連勝は共に後続を寄せ付けずに逃げ切りV。特に前走の勝ちタイムは当日の古馬C2を上回る優秀なもの。その優れたスピードは同世代相手なら断然。勝ちっぷりに注目したい。

　相手筆頭はクルトゥルン。デビュー5戦で勝ち星こそないが全て掲示板を確保と安定感十分。ここも末脚勝負で上位を狙う。ブリンカーを外した芝の前走で一変したユウユウププリエが3番手。前々走までのダートでの大敗がうそのような走り。再びブリンカーは着けないで挑むとの陣営の話から、前走が本物なら引き続き好走も。芝の前走は差す競馬で0秒2差まで迫ったサンタバーバラ。前走の経験を生かしたい。

　▼リトルカリッジ（菅原右師）スタートのいい馬だけど1頭強い馬がいるからね。2番手からの競馬になるかな。そうなると折り合い次第になる。それと前走から状態もひと息で…。

　▼ユウユウププリエ（佐藤祐師）前走（若鮎賞1着）の走りには驚かされた。芝で一変したのかもしれないが、制御が利かないところを抑えるために、デビューから着けていたブリンカーを外したのが良かったのかも。どんな結果になるかは分からないが今後につながる走りになると思う。

　▼フジユージーン（瀬戸師）2連勝の内容から地元馬相手ならスピードが違っていると思う。前走も鞍上は“気がついたら先頭に立っていた”と言っていました。中間も問題なく来ているし、1週前ではポッチャリしていた腹周りも、今週の追い切りできっちりと仕上がった。まずは何事もなく走ってもらいたい。

　▼サンタバーバラ（板垣師）レースに行ってイレ込みやすく能力をうまく発揮できていない。前走のレースを見ると芝の方が良さそう。

　▼コンバットスプーン（三野宮師）まだ1戦しかしていないし経験馬がそろった今回は胸を借りるつもり。逃げてそれなりの勝ちっぷりの前走だが、強い逃げ馬がいる今回は競馬を教える感じでレースをさせるつもり。中団からの競馬で新しい一面が出れば。