【新潟2歳S】シリウスコルト 大先輩に続く

2023年8月25日 05:19

 【東西ドキュメント・美浦=24日】01年新潟2歳S。宗像師には22年前の夏の記憶が刻まれていた。小田が厩舎に足を運ぶと「あの時の新潟2歳Sは確か1400メートル。初ちゃん(木幡初広=18年引退)でしたね。すぐ重賞を勝ってくれたのであとは全て重賞。あの馬にはずいぶん助けてもらいました」と指揮官は穏やかに切り出した。重賞7勝を飾った厩舎の功労馬バランスオブゲーム。新潟千直の新馬V後に挑んだ新潟2歳Sが開業9年目で悲願の重賞初Vだった。新馬以外はラストランとなった06年オールカマー(1着)まで28戦全て重賞を走り、ファンも多かった。半弟フェイムゲームも同厩舎で重賞6勝と活躍した。思い出深い重賞に今夏はシリウスコルトを送る。

 「追い切りがいいフットワークで走っていました。1200メートル(福島新馬V)は短いと思っていたので距離延長もいいと思う。ひそかに期待しているんです」

 400メートル延長の新潟2歳S挑戦は大先輩と同じ。札幌のキーンランドCに挑む僚馬2頭(ナランフレグ、シナモンスティック)も含め、今週の宗像厩舎に“大収穫”の手応えを小田は感じていた。

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