【新潟2歳S】ルクスノア 永島まなみの信頼厚いパートナー

2023年8月25日 05:25

笑顔を見せる永島まなみ

 まなみスマイルが暑さを吹き飛ばしてくれる。新潟2歳Sで永島が自身3度目の重賞挑戦。“三度目の正直”を言葉だけに終わらせない手応えを感じている。

 重賞初騎乗となった今夏CBC賞のアビエルト(12着)、小倉記念のエニシノウタ(9着)はともに格上挑戦に加え、自身もテン乗り(初騎乗)だった。だが、新潟2歳Sでタッグを組むルクスノアはデビュー前から調教を任されていた馬。人馬のシンクロ度が違う。

 「ゲート試験前から乗せてもらって、その時から2歳とは思えないバランスの良さを感じていました」の言葉通り、初戦は危なげなく3馬身差の快勝。そこから、さらに状態を引き上げている。楽な手応えで坂路4F52秒8~1F12秒0を刻んだ23日の最終追いにそれがはっきり感じられた。

 「競馬に使ったことで凄く良くなっています。追い切りは抑えながら、いつでもはじけそうな手応え。一瞬の脚を使えれば重賞でも通用していいと思います」

 信頼するパートナーへの期待が伝わってくる。「冬の寒さには耐えられませんが、夏は得意ですからね。小まめに水分を取るようにしています」と笑う20歳の額にキラリと汗が光った。メキメキと力をつけたわれらが“まなみん”が勇躍、新潟に乗り込む。

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